スカイプ英会話で日本人が不得意な発音を矯正する方法
発音がうまくならないと、ネイティブの発音を聞き取ることも難しいものです。耳を慣れることも大事ですが、自分自身で発音を正すことにも気を付けましょう。特に、学生時代にローマ字読みで英単語を覚えたという方は、スペルと発音が違う点を改めて見直してみる必要があります。
「English Central」が日本人約10万人の発話した1億5000行のセリフから調査したところによると、日本人ユーザーが正しく発音できなかったもの第1位は「run」「very」「rice」など「R」の発音でした。日本人の多くは、特にRとLの発音の違いが苦手です。RightとLightの違いはRight は、/rάɪt/ Lightは/lάɪt/と発音記号で表現されますが、日本人にはなかなかその違いを発音しにくいものです。Lの発音は、日本語でいうラリルロレに近しい発音なのでそれほど気にして発音することもないでしょう。ただRの発音がうまくできないという人が多数です。
参考:日本人が一番苦手な発音はどんな発音? – EnglishCentral In Japan
Rの発音を矯正する場合は、舌先を口のどの部分にもあてずに発音するとネイティブの発音に近くなります。簡易に発音を矯正するなら、語尾や語中の「r」の前に「ㇽ」を入れる(例:rice ㇽアイス)と発音がよくなります。
ほかにもVとBの違いが難しいとされています。best (もっともよい)は/bést/、vest (ベスト・チョッキ)は /vést/と発音されます。Bの発音は日本のバビブベボに近い発音ですが、Vは独特です。Vは前歯に下くちびるを当てながらヴと発音するとよいでしょう。
Hについては、日本語のハヒフヘホに近しいですが、Fの発音については、上の前歯を下くちびるにつけながら、息をシュッと吐き出します。空気がぬける音といったほうが近しい表現かもしれません。また「Wh」については、「ゥ」を入れる(例:What ホワットではなく、ゥワットと発音)すると正しい発音に近くなります。
いずれも繰り返し練習するしか上達する方法はありませんが、意識的に発音の違いを気にしておくだけでも発音はかなり改善されます。
英会話レッスンの際にも、発音を矯正したい方は、ネイティブが講師を行っているスカイプ英会話か、もしくはフィリピン人講師が主体のスクールでもレッスンの内容で発音矯正コースを設けているところもあるので、そちらのレッスンを受けてみるのもよいでしょう。